最近ネットでよく耳にするメディカルダイエット。グルコバイ(アカルボース)は食後の血糖上昇をおさえる薬で糖尿病の治療に用いられますが、美容外科ではダイエットピルとして扱われています。
数あるダイエットピルの中で糖質・炭水化物をカットしてくれるのがグルコバイ。
アカルボースという2型糖尿病の治療に使われる薬で、日本国内ではグルコバイと言う名前で販売されています。 美容外科界隈では「糖質吸収抑制剤」としてよく取り扱われています。
グルコバイは脂っぽい食事を好む方や過食気味の方むけではなく、ご飯やパン、麺類、お菓子など炭水化物や糖質をついつい食べ過ぎてしまうという方に適しているのだとか。
食後に血糖値は急激に上昇します。血糖値が高くなるとインシュリンが分泌され、各細胞にエネルギー源として糖を送り込みます。
細胞に糖を行き渡らせた後、インシュリンが残った糖分を「脂肪細胞」として蓄えてしまいます。
この蓄えられた脂肪がいわゆる肥満であり、中性脂肪の値が高くなってしまう原因になります。
グルコバイはこの糖の吸収を阻害することで、結果として糖分を「脂肪細胞」として蓄えられるのを防いでくれます。
ネット上ではグルコバイを服用してダイエットに成功している事例を見かけます。
中には1週間で5kgのダイエットに成功したという例も。しかし、実際は低インスリンダイエットや炭水化物ダイエットと併用しているケースが多いようです。
ただただ闇雲にグルコバイを服用するのではなく、糖質制限ダイエットを実施している方で、どうしても炭水化物や糖質を我慢できない時にグルコバイを服用しています。
つまり、グルコバイで糖質吸収をコントロールし、低インスリンダイエットや炭水化物ダイエットを成功させているのです。
ダイエットの成功に必ずリバウンドという罠が潜んでいます。このリバウンドをうまく回避するためにグルコバイを服用する方もいらっしゃるようです。
どうしても炭水化物を多く食べてしまう時、たまに無性に甘いものが食べたい時、付き合いでの飲み会、食事会などの時にダイエットの補助として服用するそうです。
ダイエットで体重を落とした後の維持として、適宜に服用するのも良いかもしれませんね。グルコバイは飲むと体重が減るという訳ではありませんが、増えることはありません。
また、炭水化物や糖質を摂っても眠くならないのだとか。飲み会シーズンの力強い味方です。
一言でダイエットピルといってもさまざまです。ケースに応じて適する効果が異なります。